入門編

セーリングヨットが趣味?誤解しているお金の問題を解説

こんにちは。現役ヨットオーナー兼セーリングインストラクターの ユウミマサトですプロフィール

初めに、このサイトでのセーリングヨットの定義を、セール(帆)を張って、風を利用して移動できるエンジン付きの船として誤解を解いて行きましょう

超富裕層が持つような船ではない事を前提としています

ヨットを趣味にしていると聞くと、多くの人は「この人何者、お金持ちなのかしら?」と思ったり  強靭なクルーがたくさん乗り込み、レースをしている姿を思い浮かべる

真逆に 「ヨットってWWW! 小舟でしょ?学生時代に見たことありますけど!」

こんな発想になると思います。私もヨットに ご縁がある以前は 似たようなものでした

しかし、沢山のお金が必要とか、一部の人のたしなみなんて事は、完全に誤解なんです

この誤解をといて、多くの人がクルーザーヨット遊びを 楽しむうえで必要な費用を考えてみましょう

ヨットの購入費と維持費は誤解されている?

もちろん世界を見渡せば、ヨットは超がつく富豪の遊び船です。 あなたは それと同じように楽しみたい訳ではありませんよね

実際に、私は一人で所有し 一人で操船しています、周りにはそんな人がたくさんいる港に係留場所を持っています

ヨットの価格も新艇を買うか、中古艇かで価格は大きく異なります。例えば、現在一般的に人気なヨットのサイズは30フィート前後が多いですが、新艇は1000万円~3000万円辺り。中古艇となると船齢や状態、装備によって0円〜とピンキリです

しかし誰でも購入できる価格帯でヨットをはじめる事ができます。中古艇から入ることで、学ぶ機会をもらいながらクルージングヨットを楽しむことが可能

新艇を購入できる方であれば、このページは入門編として読み流してください。

趣味で購入するにはいくら必要? 0円も可能です

バブル景気に沸いた時代に企業戦士だったあなたは知っているとおもいますが、節税効果を目的に福利厚生としてヨットやクルーザーの会社所有が流行っていました

あれから何年経っているでしょうか? あの頃に数千万円したモータークルーザーは、今ではゴミになっていたりします

対して、セーリングヨットは本当に好きな人が購入していた時期でもあるので、個人で大切に乗ってこられたものも多いんです。古いけど手入れの行き届いたヨットなら、まだまだ現役で乗ることが可能です タイミングによっては0円でもご縁はあります

このタイミングというのは、高級マリーナに保管されていて早く手放さないと次年度の費用が発生してしまう為に、「大切に乗ってくれるなら」と条件付きで手放したいオーナーの都合だったりします

船齢としては30年のヨットでも、グラスファイバー製で丈夫なものが多いですし、手入れさえしっかりしていれば今でもピカピカに光っています

あの時代に建造された船は、頑丈に造られている物が多いです

ここで注意すべきことは「タダほど高い物はない!」ということでしょう。 「大切に乗ってくれるなら」この条件の意味は、多様な意味があることに用心してください。以降10数年遊びに来る人がいたとか・・なんとか・・・

もちろん問題のない船も有りますので、よく吟味してから貰って下さい。

数万円~70万円で購入可能なヨット

船齢20年以上で、サイズによっては30万円もあれば程度の良い艇はたくさん探せます。
この場合クルーザーヨットとして考えますので、サイズ的には19フィート(5.5メートル)辺りから上のサイズを探します

21フィート位までなら、0~10万円でかなり見つけることが出来ます

参考サイト:リップルタウン 中古艇市場

70万円まで用意したら25フィート位でキャンピングカー並みの装備を持ったクルーザーヨットも可能です。この価格帯では、購入後にある程度の整備が必要な場合が多いともいえます

例として

  1. セールの新調 10万円~30万円
  2. ロープ、ワイヤーの交換 5万円~15万円
  3. エンジンや船底などの 基本的な整備が多い

この辺りは安全確保と、セーリングを楽しむために投資しても良いと思いますし、この際に自分で手入れをすることは、ヨットの整備を覚える良い機会なるでしょう

最初の船が一生の船ということは 稀だと思いますので、臆することなく入門編ととらえて検討してください

もちろん、今後10年乗り続けても、問題の無い手頃なサイズを購入できる価格帯です

 

数十万円~300万円で本格外洋ヨットも買える

船齢10年~30年で金額的に300万円まで用意したら、24フィート〜35フィート辺りで、太平洋を横断するような外洋航行も可能なヨットが探せます

船齢25年では、サイズを24~28フィートで探せば、100万円も有れば充分に満足なヨットが見つかる

この価格帯では、多くの中古艇が視野に入ってきます。 もちろん中古なので購入に際しては注意が必要。購入後の整備の必要性はやはり伴いますし、大きい船も選べるために整備の費用が大きくなる

どこから、どのように購入するのかも重要に

ヨットの売買で、個人間売買は一般的ですが、信頼出来る現役ヨットオーナーが身近にいない場合は、プロの鑑定士(マリンサーベイ、サーベイヤー)を探して評価を依頼するのも一考

これは業者から購入の場合でも、プロの評価は有効な手段です

私は過去に、人に頼る事なく勢いで個人売買して購入してきましたが、これはあまりオススメしません。リスクを楽しむことで、勉強になりましたが・・・

また業者から直接買うにしても、見た目だけ取りつくろった船を売る者も居ます。素人には解らない事が多い船の世界 まだまだ海千山千の世界です

大きなお店を構えていれば安心とは言えないのでご用心ください

仲介専門の業者もいますが、この辺りも海山です 困ったものですね

この辺り別記事でシェアしています

キーの受け渡しイメージ
安心できるセーリングクルーザー販売・仲介業者、造船所の選定方法はあるのか?海千山千の業界に対峙するヨットという趣味購入する際に、頼りになる業者を見つけたい。 初めてヨットを買うと考えた時に、どこで買うのか困ってしまう事もあると思います。 ...

 

いずれにしても、中古ヨットならこの価格帯までで入門してみるのが、おススメだと考えます

 

趣味に 300÷(10×12)=2.5は現実的な金額

ここでの上限 300万円の予算で購入すると仮定して簡単な比較をしてみました

中古艇で10年遊ぶと仮定するとして、取得費300万円の均等割り月額は2.5万円

月に一度ゴルフをすると、ビジター料金で1.2万円~2.5万円

TOYOTAクラウンを中古車で購入して300万円 (10年乗れる?)

考え方は人それぞれで、比較基準もあやふやですが、特別な金額が必要な訳ではないでしょう

 

係留場所にかかる維持費が分かれ目に

船を購入する為には、保管場所を確保する必要があります

これをどこに見つけるかで、費用は大きく異なり、楽しむスタイルも異なってくる

  1. 民営ヨットハーバーやマリーナでは、複合施設や、各種マリンサービスが充実しており、初心者の困りごとはお金で解決できます。係留費用はかねり高めです
  2. 公営ヨットハーバーや、プレジャーボートスポット(不法係留対策地)、   フィッシャリーナフィッシャリーナって何?、  漁港に係留(一部が特別区になっている)   基本的に置く場所なので、サービスは期待できません。係留費用は中~少額で可能です

 

年間にかかる係留費はどの位?

  1. の場合:首都圏では40万円~200万円以上にもなる、 地方都市部では25万円~150万円ほど
  2. の場合:公営ヨットハーバー:首都圏では見つけることが困難!少し離れた関東圏では20万円~、地方のヨットハーバーでは20万円~、プレジャーボートスポットやフィッシャリーナ、漁港では数万円~10万円ほど

 

ここで、海 以外でも 検討価値がある係留場所も紹介しておきます

それは内水面! 湖や汽水湖にも目を向けるとかなりお手頃な場所が見つかります。遊ぶ方法は限定されますが、セーリングを楽しむ方には検討価値が高いと思います

係留費用の目安は年間:数万円~200万円ほど、どこに置き、どの様に遊ぶかで大きな開きがあるものです。

 

ヨットを身近に置かない遊び方

あなたが住んでいる近所に ヨットを係留できる場所があれば 近くに置いておきたいと考えがちですが、遠くに置くことで 手に入る自由もあることに気が付いてほしいです

例えば 首都圏にお住まいの方であれば、交通網の充実した地域ですよね。新幹線も飛行機もすぐに乗れたりしませんか

関東から東北地方や関西・瀬戸内海沿岸へ行くのにかかる時間はどんどん短くなっています、沖縄でも飛行機であれば2時間あれば可能な時代

東京湾でヨットに乗るより、楽しい場所へ交通機関で移動し、最高な環境でヨットに乗ったらいいと思います

地方都市近郊へ係留場所を確保出来たら、係留費用が安く済む。 結果、移動にかかる費用は相殺できますよ

 

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ヨットを買った後にも注目して考える。

その他、必要と思われる費用について

はじめに、購入に際して気になるのが税金ですが、船には消費税以外の課税は無し!毎年のようにかかる税も無し! ヨットは非課税です。 (相続財産としては、計上するべきモノですので高額な船を購入している方はご用心)

◎メンテナンス費用:年に一度は船底のお手入れに2万円~ 業者によるメンテナンス作業では8~30万円ほど

 

◎保険料:1万円~ サイズや補償内容で異なる:自動車の任意保険にあたるもの。小型船舶には、自動車や二輪自動車のように車検時に強制加入する自賠責保険はありません。 事故発生時に捜索費用や賠償責任費用を負担する
ことは容易ではない金額になります。定置網に損害を与えた最悪の場合は2億円位の費用が発生したり・・・(漁業協同組合が仲介するプレジャーボート保険PB(プレジャーボート) 責任保険がオススメです。)

 

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◎船舶検査: 定期、中間検査といって、自動車の車検と似た制度があります。これが3年毎に必要8200円~24300円JCI日本小型船舶検査機構消耗品として発炎筒ほか消耗品に4000円~5万円ほど  ※業者による検査代行には2万円程度の手数料が発生

 

◎燃油費:ディーゼル機関なら2000円~ ガソリンエンジンでも5000円~:数千円~で楽しむことができるのがヨット!使い方次第です

このサイトでは、基本的に自己完結型でヨット遊びを楽しむ事を推奨していきます、時間があるならメンテナンス、検査対応等は自分でやってみましょう

それが今後のヨット遊びに 自信となって現れます

大雑把に費用を見てみるとコンパクトカーを一台購入して、維持していく程度の金額で楽しむことが出来ます。  あなたの楽しみ方次第です

 

★購入する前にもう一つ必要な費用が、免許の取得費です。これも簡単に取得出来る考え方をシェアしています

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