ヨット遊びに興味を持ったあなたが、このサイトにお越しになったこと これは、もう運命です 是非とも これからの人生にヨットライフという1ページを追加してください
人生において、どんなことを始めるにしても 新たな学びは楽しいもの
あなたはセーリングを学ぶ機会をどこに見つけますか? 民営スクールや公営ヨットハーバー等で
師事しますか? ヨットクラブのレース艇のスキッパーや、クルージング艇のオーナー等へ
どんな入り口にしても、自分で学ぶ意識は必要でしょう。その機会に役に立つ教科書があるといいですよね
ここでは、初めてヨットに触れる初心者から、すでに相応の経験年数を持つ 我流ヨットオーナーに向けて、私がお勧めの一冊を紹介します
市販書籍が、ヨットスクールの教科書となっています
この本は、自作ヨット信天翁Ⅱ世号に乗り、日本人で初めて南米最南端にあるホーン岬を越え世界一周を達成している、ヨットスクール校長の 青木洋氏(ウィキペディア/青木洋)が
ヨットでセーリングする勇者を育てることを目標にして書かれた 教科書
この教科書は青木洋氏代表のAokiヨットスクールでも使用されていますが、市販書籍なんです
他の国内セーリングヨットスクールでも、諸外国のセーリング協会認定教材を使うことが有りますが、教科書としては取っ付きにくいところがあり、 入校しなくても購入可能なものは English
そんな中、この一冊は書店やネット通販サイトでも簡単に手に取ることが出来て当然 日本語で書かれている
日本のヨット乗りの為に書かれた、外洋セーリングクルーザー向けの教科書で、初心者に向けた基本の概略を、程よい濃度にまとめた一冊に仕上がっています
いくぶん 不満足に感じることもあるでしょうが、濃すぎる内容は入門者向けでは ありません
機走の重要性を説くセーリングクルーザー入門書?
操船を説く項目の順序として、エンジンを使った機走から説明が始まる
ヨットはセーリング(風を利用した)で乗る事を推奨しながら、エンジンの利用方法と離着岸の重要性が最初にくる。このことに疑問を持つかもしれませんが、ここがこの本のオススメポイントです
多くのヨット入門書は、セーリング方法や理論の説明から始まりますが、いまだ風を感じることが出来ない入門者に これを説くのは順序が違うと著者は書いている
私がヨットに乗り始めて最初に教わった事もセールトリム(セール調整)からだったのですが、正直言って まったく解らなかったです
風がどの方向から吹いているのかなんて、初心者には見えないし 感じることもできないものです。 これが普通でしょう
そこで重要になるのが、機走での操船であり、離着岸の練習です
ここでは風を味方につける船の操り方を解いています。この項目を実践し身に着けるだけで、ヨット歴数十年の先輩方を数日で超える事ができてしまいます
操船方法は2人乗りでの説明が中心だがここが重要
このインナーセーリング1では、説明テキストと共に図解が多用されています
ダブルハンド(2人で操船)での説明が多く、仮にあなたがシングルハンドセーラー(一人で操船)を目指しているとすると、ここでも疑問がわくでしょう
事実 私がシングルハンドで乗っていると 初心者にお話しすると、多く方はヨットって一人で操船出来るものなのか?と質問されます
出来る様になるんです! でも、その為にはクルーとスキッパー 二人分の知識と技術を理解し身に着ける必要がある
でも、出来る様になるんです
特別な能力も体力も無い私が、この一冊で学べたように解りやすく書かれています
薄い一冊の中に簡素に網羅される内容の訳
セーリングの知識、理論、技術的な説明に 安全への取り組み方
ナビゲーション方法と海図の復習、レビューテストまで、独学でもかなりのヨットマンになれる内容が詰まっている本書ですが、不満足を感じるようになったら、あなたはかなりのシーマンシップを身に着けています
この先が 教科書たる所以
成長した御自身を試したくなったら、ヨットスクールへ入学してみてください
学びの確認と、再発見があなたを満足させると思います
まとめ
外洋ヨット教科書と言うだけあって、著者の経験と持つスキルを出し惜しみ無く書き込み、かつ簡潔に説明している本書
いくぶん物足らない部分は 有る事を承知した上で、オススメする理由があります
奥の深いヨットの世界は、基礎を学んだ上で 発想を柔軟に持ち、考えることが重要です。セーリングはアートである
シーマンシップとはなんであるのか 解釈してくれる
各章の不足分を各自で補い 探究することが楽しくなる
初めて購入するヨットを選ぶ参考にもなる書籍
入門者だけでなく、いままでセーリングクルーザーやディンギーに乗ってきた方にも読んで欲しい
この一冊に書かれた内容が理解できないようであればセーリングは出来ないと思った方がいいでしょう。 それほど解りやすく簡潔に書かれています
船長(スキッパー)になることを前提に ヨットを始める方の、最善の教科書となることは間違いありません
シリーズとしてインナーセーリング②と③と④がありますが、まずはインナーセーリング①だけで十分です。
是非、一度手に取ってみてください。