ヨットの安全装備の一つに、ライフラフト(救命いかだ)があります。
船舶検査による航行区域の取得にも、関わってくるライフラフトですが
ここにも悪法が存在しています。
国交省の指定する検定品ライフラフトに 、法定検査を義務付けて検査合格のライフラフトを搭載して、始めて船舶検査にも合格出来ると言う
船舶所有者には益がなく、 天◯りの受益と関係役所の責任回避の為の制度によって
無駄に高い費用を負担させらている、小型船舶所有者が わたしです。
そこで、少しでも無駄な費用負担を減らすべく、古い中古ライフラフトでも使えるのかテストしてみました。
日本製ライフラフトは30〜40年物でも問題なく使える
今回 2019年現在
膨張テストをした 中古ライフラフトは
昭和61年製造 国産品 6人乗り。
船に搭載されていたものの、FRPコンテナに入って未使用の状態でした。
梱包をとき、手で開いてみたときには、あちこちで軽く張り付いている感じです。
慎重に広げたライフラフトにコンプレッサーから、空気を送り込み
膨張テストをしてきました。
ヨット用に30年物ライフラフトが使えるのか?
スムーズに膨らみ、ゴムの劣化も感じられないとても良い状態でしたので、このまま法定検査を受けさせて
今後は私のヨットに搭載しておきます。
ライフラフト自体に使用期限は無い
ヨット本体や無線機などの、製品自体には使用期限は設定されていませんので、古い中古品でも法による規制は受けません。
検査に合格できる性能を現に有しており
それを、所有者が許容できれば古いライフラフトでも使えると確認できたと思います。
ちなみに、現在購入できる新品ライフラフト6人用であれば、40〜50万円前後必要になります。
中古であれば、20万円以下に抑えることも可能です。
まだ高いと思うかは人それぞれですが
海の上でヨットが沈むなんて危機的状況に陥ってしまったら、この中古ライフラフトでも 藁よりズーッとましな保険になるでしょう。
ライフラフトと事故事例からくる考察については、こちらのブログに詳しくありますので、紹介しておきます⬇︎