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子供の遊びに似たセーリングヨットを盛大に愚痴ってみる

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遊び  レジャーとして、この言葉を定義すると

遊びは、それを行う者に、充足感やストレスの解消、安らぎや高揚などといった様々な利益をもたらす。ただし、それに加わらない他者にとってその行動がどう作用するかは問わない

出典:ウィキペディア 遊び

と解釈することもできます。

ヨット遊びに限るってみると、幼少期の子供が成長過程で興じる遊びに近い解釈でいいと思います。

子どもは「一人遊び」(solitary play)をするが、やがて同じ年頃の子どもと並んで、しかし関わり合わずに遊ぶ「平行遊び」(parallel play)が見受けられるようになり、やがて他人と協働して行う「協力遊び」(cooperative play)へと移行することが確認されている

出典:ウィキペディア 遊び

ここではヨットで遊ぶスタイルについて私の考えをシェアします。

 

ルールとヨット遊びのすり合わせ

ヨットを使って遊ぶにも、人にもそれぞれのスタイルがあり、正解はないものだと思います。

多く見かける方で、アルコールが切り離せない人が居ます。以前は取り締まりを受ける事なんてなかったアルコールですが、近年厳しくなってきました。夏の週末には、海上警察や保安庁のボートが見廻る事も多く見かけます。

これには自動車と同じ点数制度が有り、行政処分も伴いますので、無事故と共に、ルールを遵守する事を意識して下さい。

 

ヨット遊びは本当に自由か?

水面を進む船には、道は有りません。 自由に進路を選択することが出来ます。

信号機もウインカー(方向指示器)もない。

でも、交差する場合や 場所は有ります、自由とは勝手に出来ると言う事ではありません。ルールは基本として有り、その上で自由に選択する思考が必要です。

そのルールを知らないことは、御自身の安全だけでなく周りの人たちの安全をも脅かす

危険性のある 残念な思考だと知ってほしい。

柔軟な思考は、技術と知識によって体現させる事ができますし、その柔軟な思考こそが、ヨット遊びでの最大の自由であると言えます。

 

クルージングを楽しむと言っても

日帰りでのクルージングと、数日から数ヶ月をかけるクルージングでは、遊びにかける時間が異なります。

日帰りで遊ぶとすると、1日で往復できる範囲を遊び場所とするので、とても身近な場所で楽しむ事になります。ピクニック気分で船を出して風を感じてセーリングしてみましょう。

クルージングヨットの巡航速度は5ノット前後です。  これ時速10キロに満たない速度なんです(1ノットは時速1.852キロメートル・自転車の方が速いよ)

風さえ吹いていれば、エンジンを使っても、セーリングでも大差ないものです。

その上で1日の移動距離を逆算してみます。

朝8時に出港して、夕方5時に帰港した :9時間で、45マイル(45海里)=83キロメートル

片道40キロ!これって陸上での感覚からすると、すぐそこまで行って戻るのに丸一日かかる計算なんですね・・・  ずーっと移動しているのに!

この感覚がクルージングヨットでの最初の試練でもあったりします。私は最初のクルージングを体験して、思ったことは 「マジか!そこに見える島まで行くだけなの?」

ロープの結ばれたクロスビット

数日以上のクルージングとなれば、日々の生活をふくむ時間が必要になる。

時間の制約が多いときには、どこかで無理をすることになり 遊びの時間は船の上にしかなくなります。 毎日移動しているだけのクルージングは目的なんでしょうか?

ヨットクルージングって心の余裕を必要とするんですね。 あなたはどう感じるでしょう!

自由だが不自由でもあるのが、ヨットクルージング

 

セーリングをしないの?

私はエンジンをかけて進むヨットは、遊び方としては正しくないと考えています。

その理由として、主機であるセールを利用することがヨット的には楽しい部分であり、かつ安全性を担保する性能が有ると考えているからです。

クルーザーヨットに積まれたエンジンはとても小さい出力しか持っていません。30フィートのヨットでは16〜20馬力が一般的です。このエンジンで走るスピードは条件が良くても最高8ノット(時速15キロ)程度です。

それには理由があって、船型と水線長による抵抗(造波抵抗)で馬力を大きくしてもスピードは速くなりません。

ヨットの速度が抵抗によって制限されているならば、エンジンに頼る意識は危険でもあります。

風を味方にできないヨットは 危ない!

風を利用したセーリングであれば、強風になればなるほど増す抵抗と同時に、セールから発生する進む力も増しますので、単純には強風がマイナスになりません。

しかし、エンジンで進むヨットでは完全にマイナス要因になってしまいます。全開に回したエンジンでも風上方向へ前に進む事は不可能になってしまうのがヨットです。

セーリングをしないの?この想いは常に持っていますし、ヨットにのる理由としてセーリングを楽しむと同時に、そこから得られる解放と時空を手に入れないのはもったいない!と思っています。

 

港でパーティするだけ?

意外と多くのヨット乗りとヨットが日本の各地に存在するのですが、その多くは港に繋がれたままで稼働していないのが現状です。

船に行かないなんて事は論外ですが、港から出掛けないのも遊びとしては勿体無いと思います。

レンタルできるパーティーボートも世には存在していますし、ご自身で操船できる船があるのに移動しないままでは、なんの為に存在しているのかなぁ?

不正解だとは思いませんが、それなら船長に成らなくてもよくないですか?

船を別荘にして、ひと時を優雅に過ごしているならば、それも自由な遊びであると言えますけど・・・

 

愚痴ったのでまとめます

不正解も正解もないのが遊びでありますが、ヨットに関して愚痴ってみた結果

セーリングヨットはセーリングして乗ろうよ!

セーリングしないならモータボートに乗ろうよ!

船長になったならルールを覚えて下さいよ!

船長になったなら船を動かして下さいよ!

ヨットという特別な船を楽しんで下さいよ!

こんなところで失礼します。

#日本ヨット新聞.com 何を思ってこのサイトを開設したのか? はじめまして、ユウミマサトです。 ニックネームとご理解ください 私がどうしてこんなブログを立ち上げて、情報発信しているのか...
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